■人材・求人関連ニュース(2012年2月24日)
厚生労働省が2012年2月に発表した統計によると、三重県内で働く外国人労働者(外国人ワーカー)の人数は1万9649人でした。全国の都道府県別で8番目に多いという結果になりました。 雇用対策法が2007年に改正されて以降、外国人を雇ったときはハローワークに届けることがすべての事業者に義務づけられましたが、2011年10月時点の届け出状況は以下の通りとなっています。
順位 | 都道府県 | 人数 |
---|---|---|
(1) | 東京都 | 16万7998人 |
(2) | 愛知県 | 8万4157人 |
(3) | 神奈川県 | 4万946人 |
(4) | 静岡県 | 3万9522人 |
(5) | 大阪府 | 3万5899人 |
(6) | 埼玉県 | 2万8777人 |
(7) | 千葉県 | 2万2935人 |
(8) | 三重県 | 1万9649人 |
(9) | 茨城県 | 1万9495人 |
(10) | 岐阜県 | 1万9150人 |
(厚生労働省調べ、2011年10月末時点)
この統計で注目されるのは、静岡県です。静岡の外国人労働者は3万9522人で、都道府県別で4位。東京都、愛知県、神奈川県に次ぐ多さになっています。大阪府より多いです。
静岡の外国人労働者は、雇用形態では派遣や請負事業所で働く人が全体の5割を超え、全国で最も高い比率となりました。静岡では4568事業所に3万9522人がおり、前年同期比で720人(1・9%)増えました。調査を始めてから最多でした。
業種別では、6割近くを製造業が占めています。国籍別では、ブラジル人が最も多く1万8591人。以下、中国(7025人)、フィリピン(4999人)の順になっています。 雇用形態では、派遣や請負事業所で働く人が2万1889人で、全体の55・4%。浜松など西部の自動車・輸送関連の製造業を中心に派遣や請負が多くなっています。